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喪風に吹かれて

もてない女が生きやすくなるために薄ぼんやり模索するブログ

喪女こそ怖がるのをやめてみようの話 その2

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「怖い」の裏にある感情

 例えば「リア充って怖い」と口に出す人は、どんな人だと思いますか?仮にAさんとします。Aさんは、少なくとも「リア充」ではなさそうです。わざわざ「リア充って怖い」と口に出すことで、リア充と距離を取っています。対象を突き放しているのです。Aさんはリア充から恐怖を与えられているので、拒絶することは当然の権利です。しかしリア充は怪物ではありません。時おり「休みの日ずっと家にいるの?友達は?」などと吐き、無意識にAさんを傷つけることもあるかもしれませんが、あくまで同じ人間です。ましてや画像にある「呪怨」のような幽霊でもありません。さて、ここで思うのは、Aさんの感情を表すのに的確な言葉は、本当に「怖い」だったのか?ということです。怖いという感情も全くないわけではないのでしょうが、おそらく当人の感情に一番近い言葉は「嫌い」「不快」ではないでしょうか。(リア充の部分はなんにでも言い換えられますよ)

 「嫌い」「不快」だと強すぎる

「嫌い」「不快」は強い言葉ですよね。さもすれば問題定義、主義主張とも取れる言葉です。もしAさんが「リア充って嫌い」と言ったらどうでしょうか?なんだかAさんに、そう言うだけの理由があるように思えませんか?「嫌い」「不快」と言われると、「何で?」と聞きやすくないですか?わざわざ「嫌い」「不快」と口に出すことは、好戦的で強い印象を与える気がするのですが、どうでしょう?(しつこいですが、リア充の部分はなんでもいいですからね)

「怖い」は魔法の言葉

 「怖い」と言うことで、自分を被害者や、さも繊細な人間のように演出することができます。一般的にみて無害なものであっても、わざわざ恐怖を与える代物に仕立て上げてしまう。しかも自分を「あえて」弱い立場に置くこともでき、自分の考えに問題があったとしても他人から責められづらい。「何で」は単純に疑問を表す言葉ですが、同時に相手を責める言葉としても用いられます。しかし「怖い」に「何で」を責める言葉として用いるのは憚れませんか?「怖い」は自分ではコントロールが最もしにくい感情ですからね。本能に近い(ような錯覚に陥る)。だから単純に怖がっている人を責めるのは、気分が良いものではないです。それに「怖い」と発した時点で繊細で傷つきやすいアピールをしている人に対して、こちらが強い立場で「何で」と責めたてることは、そのアピールの養分になるだけで逆効果になる可能性があります。「怖い」と言うことは、自分を弱い立場に見せつつ、実は有利に「嫌い」「不快」という感情を吐露できる「負けて勝つ」状態なのではないかと思うのです。

喪女こそ使いたい言葉だろうが

これ実際に立場も弱く人からバカにされやすい私のような低スペック喪女にとっては、とてつもなく使いやすい言葉なんですよね。私はしょっちゅうリアルでも「怖い」と言っていましたよ。でも反対の立場、つまり言われた方から考えてみると、すごく腹正しい言葉だと気付いてからは使うのを控えています。

*1:※写真は「呪怨 ザ・ファイナル」より引用した佐々木希