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喪風に吹かれて

もてない女が生きやすくなるために薄ぼんやり模索するブログ

喪女と行く美術館【日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展】in 国立西洋美術館

行ってきましたカラヴァッジョ展

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バロックの巨匠なのに超問題児なカラヴァッジョ

画像は《果物籠を持つ少年》と《バッカス》。カラヴァッジョお得意の魅惑の少年像ですね。何ともセクシーでございます。カラヴァッジョは、劇的な光と影の効果を創始したバロックを代表する画家でありながら、暴行・剣の不法所持・名誉毀損に器物損壊など……素行の悪さで逮捕と釈放を繰り返していた超問題児でもありました。そしてついには殺人まで犯し、逮捕・脱獄を経て南イタリアを点々とする逃亡生活。「作品だけでなく、人生もドラマチックなんですね」と何度言われたでしょうか。ちなみに今回のカラヴァッジョ展では、本格的な作品展示の前にカラヴァッジョについてまとめた紹介映像を流しているスペースがありました。ですのでカラヴァッジョの経歴については、全てその紹介映像の受け売りです。問題児っぷりを紹介したくなるカラヴァッジョ。個人的には好きだけど、もし同じ時代に生きていたら絶対に関わりたくないタイプです。

大好き風俗画

カラヴァッジョというと宗教画で鮮烈デビュー☆みたいな印象がありますが、風俗画も人気が高いです。今回の展示でも風俗画が使用されているポスターを多く見ました。風俗画好きなので嬉しい限りです。

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画像は《女占い師》。世間知らずの少年から指輪を抜き取る女占い師。いやー悪い奴だわ。この《女占い師》はモデルの異なるバージョンもあるそうです。お気に入りの題材だったんですかね。

風俗画っぽい宗教画

カラヴァッジョの宗教画は「キリストが奇跡起こしまっせ!」みたいな「いかにも」なものでなく、一見すると風俗画っぽいというか「そこらにある日常描いてます」みたいな印象のものが多いです。

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代表作《聖マタイの召命》もそうですね(画像が暗いですが、実際はもう少し明るかったです)。狭い部屋と明暗の演出がニクイ。キリストの「そこの君、私についてきなさい」ってな感じと、指さすヒゲおじさんの表情、下を向いて硬貨を数えているマタイ、どれも本当っぽい感じ出てますよ。ちなみに羽飾りの帽子をつけた人は、カラヴァッジョの舎弟兼モデルの子だそうです。《女占い師》の別バージョンでもモデルやっていた子だそうで、羽帽子と黄色いおべべがお似合いです。

カラヴァッジョ以外の作品もたくさん

カラヴァジェスキというカラヴァッジョから影響を受けた作家の作品もたくさんありました。特に<斬首>の章にあるダヴィデとゴリアテをモチーフにした作品は印象に残っています。カラヴァッジョも意味深な《ダヴィデとゴリアテ》を描いてるようですし。影響力半端ないね、カラヴァッジョ! なんだかもう一度見たくなる展覧会でした。

 

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